大切なものを大切にするために

大切なときに、大切なものを、大切にできるように。

 

経営を教わった師匠から、何度も聞いた言葉だ。

 

「大切なもの」と聞いて浮かぶものはいろいろあると思う。

家族やパートナー、趣味のもの、思い出、仕事。

 

その大切なもの群のなかに、自分自身を含めるのを忘れることがある。

 

 

先日体調不良だった友人から連絡があった。

軽い熱中症だったそうだ。

人のために労力を惜しまない人なので、もしかすると誰か何かを大切にしようとして、自分の体調を脇に置いたのかもしれない。

 

折しもSNSで、「自分のことで精一杯なときは、無理に寄付や支援をしないでください」といったメッセージが流れてきた。

 

自身が苦境にあるさなかでも必死に誰かを支援しようとして、自分を犠牲にしてしまう。

 

重ねた我慢はしだいに麻痺して、

「自分よりもっと大変な人がいるから」と苦しさを押しとどめる。

 

楽しむことを我慢することや、経済的な無理を強いるのも、健全ではないのだと思う。

 

なにができるか考えながらできることをする。

苦しいときは無理しない。

それも一つの「できること」だと思う。