私たちを不自由にする"思い込み”って何だろう

(ごめんなさいね、遅くてね・・・)

レジの店員「639円です」
おばあさんが財布から小銭を出している
コンビニのレジ前。


手元がもたつき
支払いに時間がかかるうち
彼女の後ろに2、3人並ぶ。


タン、タン、タン

背後で鳴らす靴音の主は
サングラスリーゼント頭で
派手なシャツの男性。

(ごめんなさい・・・)

おばあさんの焦りがつのる


こんな光景を見たとき
どう感じますか。


・おばあさん謝らなくていいのに
・かわいそう
・後ろに怖そうな人が並ぶと緊張するよね

それとも

・イラつく気持ちに同感
・急ぐときに限ってレジが混むあるある
・私もせっかちだわ~


おばあさん、派手シャツ男性
どちら側に感情移入するかでも
印象は変わるかもしれません。


上記はあるCMのワンシーン、

見る側(私たち)に内在化する
”ものの見方の偏り”に
気づける仕掛けがなされています。


……………………………

「アンコンシャス・バイアス」
(無意識の偏見)

……………………………


私たちは数多くの経験をもとに
価値観を育て、価値観を軸に
物事を判断し行動しています。


日々の出来事を
「こうに違いない」と
捌(さば)いていきます。


捌くとき、
無意識からくる偏見で
誰かを、あるいは自分を
「裁いて」いないだろうか。

・見た目
・年齢
・肩書き
・大人か子どもか
・男性か女性か

で、何かを判断し
決めつけていないだろうか。

 

このCMのテーマは
「叩くよりたたえ合おう」

CMを最後まで見ると
私たちの”思い込み”に気づく仕掛けです。


思い込みに気づくことは、
自分にへばりつく価値観を
発見することです。


価値観そのものに
いい・悪いはありません。

そのうえで、
「より自分らしく生きたい」と望むなら
自分にとって
「役に立たない価値観」に気づくことは
大切だと私は思っています。


なんのために?


自由な生き方を選ぶために。
選べる自分になるために。


あなたの意識の奥にひそむ
「こうでなければならない」
「さもなくば嫌な目にあう」
と思い込んでいることはなんでしょうか。


自分自身を縛りつける
価値観や思い込みを手放したい。
もっとラクに、楽しく
自分軸で生きたい。

・・・どうやって?


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P.S.

リーゼントお兄さんがかけた言葉は?
おばあさんはどんな行動を?

CMを最後まで見ると
この光景の印象が変わるかも。