「あの人はすごい」(けど私はなぁ)いつもの構図

山川紘矢さん、亜希子さん翻訳書で
経営者仲間にお勧めされた本を
読み終え涙目のしんがきです。

著者はウエイン・W・ダイアー、
心理学博士だそうです。初めて読んだ。

本を薦めてくれた方の言うとおり
「訳者あとがき」の箇所で泣いた。
コメダ珈琲の端っこの席で鼻赤くしてました。

このあとがきを読むと読まないとでは
ダイアー博士を
身近に感じなかったかも。
もっとこの人の本を読みたいと
思わなかったかも。


「博士」なる華々しい冠をもつ人物を
「私(みたいな凡人)とはちがう、遠いひと」
と勝手に見なして遠くに置いて

あの人はすごい(けど私はなぁ)
の、『いつもの構図』を
こさえるところでした。
気づけてよかった。


もう一つ、気づいたこと。

この↑思考パターンは
自分を守りつつ痛めつける
「黒い水たまりのコンフォートゾーン」だ。

水たまりは
停滞してよどむか、干からびる
川みたいに流れていかず
どこにもたどり着けない思考。

それでいて
コンフォート(心地いい)から
やっかいなんだ。

茹でガエル同様、気づく頃には瀕死。


自分を卑下すると安心するよね。
(同意を求めていいですか?)


私はこの、
”卑下すると安心する”
「黒いコンフォートゾーン」を
どうにか抜け出したくて
10年以上(※) ジタバタしてきました。

(※)
それより前、30代前半までは
卑下して落ち着く自分のパターンにも
気づいてないので、自己欺瞞できて
「それなり」に楽しかった日々


からの

2022年11月現在こんな仕上がりに。


・・・いや、正確には
仕上がっていません。

でも、仕上がってないまま
遅ればせながら
本番に臨むことにしたんです。
とっくに始まってたんです本番。


10年くらい前、
完璧主義にあこがれる
完璧”願望”主義の私は、

いつまで経っても

「まだ、仕上がってないから・・・」
「明日から本気出す」
「運気が上がったら頑張れるはず」
「〇〇さえ△△だったら・・・」

「動けない理由」でできた堅牢な壁で
ぐるりを自分を囲い込んで
ベンチ/観客席をあっため続けるうちに

ふと、思ったんです。

このまま10年後、
2022年になって
2032年になって
2042年になって
健康寿命カウントダウン始まりそう。


その、黒いコンフォートゾーンで
「今の自分をなんとかしたい!!」と
ニコニコぼやきながら
テコでも動こうとしない
自分の姿がよぎって、ゾッとしたのでした。


「これは誰の人生だ?」

長いことベンチ?観客席?にいた私が
我に返り
仕上がってないまま
マウンドに出てきたのでした。ひぃ。


「自由」になりたいと願いながら
いろんな責任から
逃げられるだけ逃げてきたけど、

いっけん、自由が制限されそうな
「責任」をおそるおそる引き受け
そのサイズを大きくしていくにつれて
「自由」が増えていくのを
発見している今日この頃です。



責任ってなんの?
「自分の人生を生きる」責任?

誰かや何かのせいにしないで

「自分の人生くらい
 自分が幸せにする」責任かな。

うん、そんな感じ。

これも最近考え始めたことです。




と、「訳者あとがき」を読んで
思ったのでした。

本編と同じくらい
あとがきが深いんですよ。


言葉で人の心を動かす人ほんとすごい。
紘矢さん、亜希子さんほんとすごい。

著者ダイアー博士と長年親交の深い
山川ご夫妻が
「訳者あとがき」で明かすのは、
ウエイン・ダイアー博士が
「もっと自由になるために」
仕事の転々を変えていくさま。

職を30個のらくらしてきた私も
励まされました。

一つところに居れない自分を
堪え性ないなぁ、ダメだなぁ、
何やってんだ私と
さんざっぱらバカにしてたけど

なんだ
自由になりたかったのね、私。
これから少しずつ、
責任を大きくしていこう。
そうしたら納豆みたいに
自由がくっついてくるから。

 


「自分の人生くらい自分が幸せにする」
責任を育てたいな、と思った方に
おすすめの時間、あります。

占星ビジネス×人生コンサル
https://onl.sc/maJEDyb

 

P.S.

ちなみに
「訳者あとがき」で泣いた箇所は
ダイアー博士が2歳の頃
家族を捨てた父親とのエピソードです。

あとがきのことばっかり書いてますが
もちろん本編も素晴らしいです。ぜひ。

この本
https://onl.sc/1RR5K7a