世界で最も読まれた本 第5位

今日は父の誕生日なので
メッセージを送りました。

電話が苦手な父娘の距離感。
でも勇気出してあとで電話しようか。
ぶっきらぼうに敬語が混ざる・・・


こんにちは。
しんがきです。


「いい年して『自分探し』とか
恥ずかしいんですけど」

「中二病か、みたいな 笑」


自嘲ぎみに言う人がいました。


「自分探し」している自分を
すこし恥ずかしいと
思っている。


「自分探し」以外だと
「自己実現」
「なりたい自分になる」
も類義語かもしれない。


どこか蜃気楼めいた
”理想の自分”に想いをはせて
現実を見ていない夢見がち状態。

それってちょっと恥ずかしいね、と
客観的 = オトナ
であろうとする態度。


「自分探し(笑)」の
(笑)に含まれるのは

・誰かに鼻で笑われる前に
 自分で自分のことを笑っておこう
・私は一応分別ついてますよ
・ちゃんと地に足つけてますよ

そのアピールなのかもしれません。

 

パウロ・コエーリョ著
(山川紘矢さん・亜希子さん共訳)
『アルケミスト』は
「自分探し」が一つのテーマです。


ドフトエフスキーやプルーストなど
鈍器本なぶ厚い小説と違い
小説としては長いものではありません。
長くないけれど
人生にまたがる長い長い物語です。


『アルケミスト』の主人公
サンチャゴは、
自分の夢や人生を探し求めるのを
諦めるか、諦めずに探し続けるか
何度となく選択を迫られながら
旅をします。


「人生とはどういうものか」
「夢を追うということは?」
「ほんとうの自分とは?」


読者の年齢や、置かれた状況
ライフステージに関わらず
まっすぐ本質的な問いを
つねに投げかけてきます。


たまに聞く言葉

「いい年して
『自分探し』とか恥ずかしい」


「自分探し」という言葉は
日本では陳腐化してしまって
(他の国ではどうなんだろう?)
口にするとき、語尾に
(笑)をつけないと
気恥ずかしい、
少しはばかってしまう。
そんな空気を帯びてます。


私もそうです。
「自分探し」という表現を使うとき
慎重になります。
ビジネスの場では
なるべく使わないようにすら
しています。そのワケは

「いい年して
まだそんなこと言ってるの」

「いいかげん現実を見たら」

そんな妄想の内なる声と
闘うために自嘲ぎみに笑って
予防線を張ろうとする
自分と出くわすから。


でも
「自分探し」って
自分をあきらめてない証じゃないか?

「まあ、こんなもんでしょ」と
自己を欺かず
探し求め続ける姿勢を
「自分探し」というなら、

40代だろうが60代だろうが
50代だろうが80代だろうが
死ぬ瞬間まで

「自分をあきらめない在り方」
の一つを
自分探しと呼ぶなら、


その姿勢を誰が嗤えるんだろう。

 

タイトルに書いた
「世界で最も読まれた本」第5位は
『アルケミスト』だそうです。
第1位は聖書。


いかに『アルケミスト』が
宗教や文化の違いを超えて
世界中の人から愛されているかが
うかがえます。


「自分探し」は
陳腐な響きを持ちながらも
けして腐ることはありません。


どこかに
「ほんとうの自分がいる」
という感覚を持っている
世界中の人々の
テーマなのだろうと思います。


”物分かりのいいオトナ”
にならず(というかなれず)

あきらめの悪い大人であろう
オトナげない大人であろう
と、本日も自分を探しにいく。


生活費を稼いで
地に足つけて、
それでいて目線は
ふわっと上を向いている。


もしもその姿が
誰かの目にイタく映っても
それはあなたの痛みではない。


あなたは今日
どこに探しにいきますか?


P.S
山川亜希子さんから
メッセージをいただいています。

「九州でのスピリット・ダンスは
久しぶりです。
皆さんとお会いできるのを
今からとても楽しみにしています!」

……………………………

11/13(日) 福岡
博多駅 徒歩6分の会場にて

『アルケミスト』
『ザ・シークレット』
『聖なる予言』ほか
世界的ベストセラー本を多数翻訳された

山川紘矢さん・亜希子さん
【講演会&スピリット・ダンス】

・講演会
・瞑想
・ワーク
・スピリット・ダンス(魂のダンス)

……………………………
「自分を知る」
「心配しない」
「楽しく生きる」

簡単そうで非凡な生き方を
講演会でお話しいただきます。

https://www.reservestock.jp/events/741745


秋の福岡で「自分探し」してみませんか?