「情報」「気持ち」を届けたいとき

まとめる言葉も
ひらく言葉も
相手に届けるため。何を?


こんばんは。
しんがきです。


ネットもテレビも情報だらけ。
玉石混交の情報から
ムダなく必要なものを
選別する。される。


文字情報が
音声情報が
映像情報が
目まぐるしいスピードで
しゃしゃしゃしゃしゃ!と。


なので、つい私たちは
話すときも書くときも
有益か無益かをさばこうとして


「要点を簡潔にすること」や
「1分で説明する能力」を
素晴らしく、望ましいスキルとして
もてはやしがちです。


「要約力」を上げるノウハウ本が
本屋の店頭に並ぶのは
実践的で、プレゼンや商談の場に
役立つ能力だからでしょう。


ところで、昨日のメルマガで
私の知人から届いたメッセージが

広い原っぱみたいな
「ひらく言葉」で、

原っぱに咲く草花を摘んで
束ねたような
私の要約「デート」は
「まとめる言葉」と書きました。


勇気を出して伝えようとするときの
揺れる声が聞こえてきそうな
彼女の長めのメッセージ。


仮に、もし彼女から

「仕事終わりに会いませんか?」

と要点のみの簡潔なお誘いが
届いていたら、たぶん
私は何度もメッセージを
読み返さなかったと思います。


返信をして
実際に会って楽しく過ごし
それ以上でも以下でもなかったかも
しれません。


実際は、彼女のメッセージを
何度か読み返して、会うまでの間も
いろんな思いを馳せていました。


お互いの関係性が
ひと周り大きく、ひらかれたような。
早く会って
時間のゆるす限り話したいような。


細やかな感情を味わうことも
なかったでしょう。


まとめる言葉
(=要点のみ) も
ひらく言葉
(=要点の周辺を表現)も
相手に届けるために存在します。


どちらが優れていて
どちらが劣っている、
そういうことではなく
届けるものが違うだけです。


相手に「何を」届けたいか。


「情報」を届けたいなら
まとめる言葉で。


「気持ち」を届けたいなら
ひらく言葉で。


と、なるでしょうか。


では「情報」と「気持ち」の
両方を伝えたいときは?


満開の花みたいに
まとまりながら、ひらいた文章を
書いてみるのはどうでしょう。


「まとめる」「ひらく」を意識することで
なにげなく書く文章でも
思いがけず相手の心に
長い間とどまるメッセージに
なるかもしれません。

 


感想はこちらから
https://officesayou.net/np/usf/761crkj7fc4n.html

 

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