体験学習2 骨が折れること
骨が折れると、骨はくっつこうとする。
数年前に「体験学習」と、ふせんに書いてあった。
何を思って書いたのか覚えていないが、その言葉が実に迫ってくる日々を過ごしている。
「わからないことを教えてもらう」から
「わからないから飛び込む」
をまさにやっている。
自転車の乗り方は、実際に乗らないと乗れるようになれない。
レシピを眺めても、料理は、実際に作らないと完成しない。
情報を集めても、海外生活は、実際に行かないと体感できない。
この「実際にやる」に飛びこんで初めて、生きた学習を身につけることができる。
これが体験学習だ。
手元のスマホでなんでも検索できて、あたかもいろいろを知ったような気になるけれど、実際にやってみないとわからない。
失敗も恥も勘違いも、ミスも遠回りも骨折り損も、体験だ。
一見失ったように思える出来事で、わたしたちは体験を得ている。
体験を獲得して、強くなる。
聞いたことがある。
知っている。
見たことある。
頭ではわかってる。
テレビやインターネットの向こうから得たものが借り物の知識ならば、それを肉化するのが「体験」だ。
体験は、楽しいことばかりじゃない。
味わう恐怖感や、恥ずかしさ、決まりの悪さ、気まずい思い、避けたいなにかと出くわす。
そしてそれらと、嬉しさや達成感、喜びの量は、比例する。
傷つかない安全圏から、深い喜びは得られないのだと思う。
ずいぶん遠回りしながら、骨が折れることをやっている。
骨が折れると、再生しようと全部の力をつかう。
再生部分はぶかっこうに膨らみ、そして強くなる。
苦い出来事や、骨の折れる出来事の名前は「失敗」ではなく「体験」になる。
意思で。
**********************************
【メディアグランプリ掲載一覧】
「ギブアンドテイクじゃなく、プラマイゼロじゃなく」
https://tenro-in.com/mediagp/331315/
「熊本弁にマインドフルネスを教えてもらう」
https://tenro-in.com/mediagp/332826/
「あなたに罪悪感は食べさせない」
https://tenro-in.com/mediagp/334262/
「フレッシュな矛盾を手に入れた、ベテランになりたい」
https://tenro-in.com/mediagp/336304/
「それはそれとして、オーロラを見に行く」
https://tenro-in.com/mediagp/339566/
「未来から流れてきた謎のパーツを拾え」
https://tenro-in.com/mediagp/340676/
「わたしたちに縁起モノが必要な理由」
https://tenro-in.com/mediagp/342001/
「心の井戸の住人たち」
https://tenro-in.com/mediagp/342805/
**********************************
お試しセッション
【 25分で自分を知る、「タイミング」をつかむ 】
・状況の仕切り直しを図りたい
・再始動するチャンスを掴みたい
・モヤモヤをクリアにするきっかけが欲しい
・リスタート期に心がけるポイントを知りたい
・思考を整理し、理想の自分に向かいたい
・生年月日で紐解く「自分だけの節目」を知りたい
・自分らしい「幸せな人生」を考える糸口を知りたい
・生まれもった資質や特性を活かしたい
上の項目に一つでもあてはまる方は、オススメです。
こちらからお試しセッションにお申し込みできます。
(25分のボタンをクリックしてください)
セッションを受けた方の感想が読めます
https://www.reservestock.jp/randing_pages/user_recommend/44812
しんがき佐世 公式サイト
https://officesayou.com/member/