それはそれとして、オーロラを観に行く

仕事と、家族。

インプットと、アウトプット。

投資と、回収。

挑戦と、保守。

義務と、望み。

 

「日々のやらないといけないこと」が増えがちな、師走になりました。

 

あれもこれも、それから、えーと・・・

 

心が浮つく自分を自覚しつつも、こういうときだからこそ、そばにいる大切なものとの時間を大切にするよう、意識します。
「大切なもの」には、家族などの他者だけでなく、「自分自身」を含めます。


大切なものを大切にできないときは、正直あります。

だけど、できる限り大切にするのをあきらめません。

 

大切なものを大切にしない理由を、テイのいい正論と言い訳で「仕方ない」と流したくはないのです。
そんなわけで、家族と科学館へ、オーロラを観に行きます。

 

 

 

福岡市科学館のプラネタリウムで、高画質でリアルなオーロラ投映を、でっかい半球いっぱいに視界いっぱいに体験してきます。
オーロラ専門家の方のトークライブも楽しみです。

 

2024年9月から2025年1月まで続く、毎週の原稿掲載チャレンジ。
〆切は月曜日、あと一日。
それはそれとして。

 

「それはそれとして」

好きな言葉の一つです。

 

原稿の〆切がある。
(いつもギリギリじゃんね)

仕事で進めたいことがある。
(後回しやんか、あれも)

埃がうっすら積もったあの場所気になる。
(ガーっと掃除しまくりたい)

こたつまだ出してない。
(出さなきゃ、その前に掃除はよ)

 

あれが終われば、次はこれ。
死ぬまで、やることは消えてくれません。

 

ゲームオーバーになるまで、スイカゲームみたくどんどん果物がおっこちてくる。
そこで! この言葉です。

 

「それはそれとして」

 

(忙しいから)
 と家族を後回しにした、悲しい記憶があります。

 

(それどころじゃない)
 と体や心の声を無視した、痛みの記憶があります。

 

そして、それらを性懲りもなく繰り返した、苦い記憶があります。

 

だからこそ、目の前のやることに圧倒されながらも、どこかで「醒めていたい」のです。

 

「ま、それはそれとして、ごはん食べよう」

「ま、それはそれとして、家族を抱きしめよう」

「ま、それはそれとして、あったかいお茶飲もう」

「ま、それはそれとして、目を閉じて深呼吸しよう」

 

「まーまー。それはそれとして」

わたしのなかの所ジョージ or タモリボイスで言ってもらいます。
いーい感じに力が抜けます。

眉間にシワ寄せた自分が、イイ感じにババンババンバンバンばかばかしく思えます。

 

忙しい現代、多くの人は、ずっと力が入りっぱなしです。

力を抜いて、また、力を入れ直せばいい。
そのほうが、長く、遠くへ、楽しみ、進める。

 

いつかこの生も終わる。


ほんの5分。ほんの30分。ほんの数日。
いつ終わるのかわからない旅路で、それくらいいいでしょう。

 

「死の淵から帰った 
 生かされたこの意味は
 命と共に 遊ぶことにある」

 

星野源さんも
命の彼岸から二度帰ってきた理由は「遊ぶため」と言う

 

生のはざまに差し込む「それはそれとして」アクション。
なんなら差し込んだその余暇こそが、あなたの本質かもしれない。

 

せわしなく、なんとなく落ち着かない師走。


それはそれとして、あなたは何をしますか。

 

 

 

星野源「創造」

 

 

 

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