超サワヤカに仕事してやんよ

朝、仕事の資料をつくっていたら書店から連絡が届く。
3本目、落選。

 

子どもを見送り、コンビニに寄った。
たまにしか買わないコーヒーとお菓子を買って、店内イートインコーナーで食べた。
普段はやらない。

悔しい。
悔しいな。悔しいなあ。

 

悔しい気持ちは、消費カロリーが高い。
悔しい気持ちは、激しい。
悔しい気持ちは、重たい。
悔しい気持ちは、疲れる。

 

大人になってから、悔しい気持ちをなるべく避けて生きてきたのだな、と気づいた。
疲れるし、気分を持っていかれるし、仕事や家のこともあるし、たまったやることもあるし。

だから、これ以上疲れることしたくない。
できるだけ自分を疲れさせないために、いつのまにか「守り」にはいっていたのだろう。
それで挑戦から身を引いていた。

 

もしも挑戦しなくても、「後悔」はするだろう。
けれど「悔しさ」は、違う。

 

挑戦しなければ、これほど強く与えられない感情だと思う。
何かに挑むエネルギーをぶつけることで、そのエネルギー量に応じた、喜びや悔しさが返ってくるからだ。

 

今回は喜びじゃなく、悔しさが返ってきた。
2本目、3本目、連続して落選だ。くやしい。

 

悔しい気持ちが止まらない自分を、どこかで喜んでいる自分がいる。
悔しいのは、本気だからだ。

 

「悔しさをバネにする」という言葉がある。

 

バネのエネルギーは、圧をかけなければ生まれない。
押しつぶして自らをぺしゃんこにしないと、欲しい力は蓄えられない。
だけど、バネの構造が壊れない程度に圧縮しないといけない。
悔しさと破壊は別物だ。
自分や周りを傷つけないよう、力を放ち跳ねる方向にも注意しないといけない。

 

悔しさは、いやなものじゃない。
いやな気分だけどね。

ただ単に、ここしばらく挑戦していなかった。
だから悔しい感情が新鮮なのだ。

 

（悔しいのは本気で挑戦しているからだ）

悔しさを歓迎する、客観的なもう一人の自分が言う。
冷静な自分になんか腹立つな。
（頼もしいが）

 

「頑張ったからマル」は、大事にしたい。
「成果だしたらマル」を求める自分も、大事にしたい。

 

荒ぶりを手懐けて、超サワヤカに仕事してこよ。

 

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