伝えているのに「伝わらない」とき

出張先のホテルの
フロントに2匹の猫。
「ホテルに猫って、大阪っぽーい」
と宿泊客になでられてました。
そうなの?

 

こんばんは、しんがきです。


猫で思いだしたのは、とある
コミュニケーションの食い違いです。


AさんとBさんが
カフェで和やかにお茶していました。


ふと、Aさんが
「Bさんって猫みたいだね」
と笑って言うと、


Bさんは
「ええ?」と
顔をしかめました。


AさんはBさんの
予想外の反応に驚いています。


例えばこんな
コミュニケーションのガタつき、
あなたにも似たような経験はありますか?


言葉はコミュニケーションに便利な一方、
その意味するものが
人によって異なる
精度のあやうい道具でもあります。


さっきのAさんBさんの例だと
猫好きなAさんにとっての猫は
「愛らしい存在」


かたや
猫ギライのBさんにとっての猫は
「嫌な存在」


Bさんが子どもの頃
ノラ猫に威嚇されて以来、
猫が苦手なのだとか。


「猫」の意味するものが両者で
大きく違っていたので
「褒め言葉が機能しなかった」んですね。


もしあなたが
伝えているのに「伝わらない」と感じる時
この猫状態、起きているかもしれません。


ではどうしたらいいか。


「それってどういう意味?」


責めるでも、咎めるでもなく。
お互いの言葉の定義を
「確認」し合うんです。


シンプルですが
意外とやっていない人が多い。


使う日本語は同じでも
意味が同じとは限らない。


コミュニケーションのガタつきを
感じたとき、
試してみてください。


「なあんだ、そういうこと?」


確認する勇気ひとつで、
ふっと笑い合える展開をもつくれるはずです。