本で日帰り旅2

本を自由に読めるカフェの、隣の席で
アラブ系の顔立ちをした男性が
村上春樹さんの小説を読んでいた。

隣でわたしは
フロイトと論理思考と
フレームワークの本を読んだ。
超入門編 / 基礎編レベルの。

どれも、これまで接点がなくて
未学習ジャンルで
なんで手にしたのか
脈絡のない本ばかり。

局所理論ってなんだ???
「無意識」と「前意識」と「意識」の
くだりで、
ページが進まず
うつらうつら夢を見る。

5% わかったような…
あっさーい状態で本を閉じる。
(たぶんほとんど理解していない)
面白い。難しい。

理解度よりも
これまで関心なかった本に
手を伸ばしてみたこと自体が
面白い。

なぜそれを読みたいと思ったのだろう。

(なんとなく……)

仕事や趣味など
「目的ありき」で選ぶ本と違って、
なぜか知らんけど
気になって手を伸ばす本が
面白い。


なにげなく手にした
一冊の本をきっかけに
意外な行動につながり
予想外な展開が起きた経験、
これまでに何度もあったな……

と思いながら
次のページをめくったら、そこに
今の状況が説明されていた。

”「直観」
個人のこれまでの経験や
体験の集積から導かれる
瞬間的なひらめき”



隣のアラブ系の彼は
小説にシャープペンシルで
ていねいに線を引きながら、
長い時間をかけて
食い入るように読んでいる。
分厚い本に小さい字。
静かに没頭して読んでいる。

ふと、スマホで何かを調べ
本の文字と照らし合わせ、
外の空を見上げて、
再び本に目を落としていた。

本に没入するのも
日帰りの旅だなと思う。
著者の世界観を旅するのだ。

あの人は何をきっかけに
その本を手にしたんだろう。
本でどんな世界を旅してるんだろう。




本の日帰り旅ばかりして
仕事がたまってきた…



(やること放置の読書は現実逃避とも言う)


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