慣れないこと
5月に漬けた梅酒のことをすっかり忘れていた。
しまいこんだままの梅酒の瓶を取り出す。
飲みごろは3ヶ月後からなので、ちょうどいい頃。
氷砂糖の量を減らしたぶん、甘さ控えめの梅酒がいい感じにできていた。飲みやすい。
わたしたちはいろんなことに慣れていく。
かつてはどきどきしたイベントもしだいに慣れて特別扱いしなくなる。
新しい生活や、新しい家具、新しい仕事、新しい習慣も、しだいに特別でなくなる。
生活になじむ。慣れていく。
「慣れ」や習慣化することは大事だ。
たとえばなにか目標があって、それに向かって進む毎日も、やる気に頼らず習慣化すると継続しやすい。
毎回アドレナリン出してモチベーション上げて刺激的に目標に向かおうとすると、辛くなって続かない。
慣れや習慣化は、刺激を減らすこと。
歯磨きにやる気はいらない。
習慣で歯磨きすれば脳がラク。だから続く。
でも、「慣れないこと」をときどき生活に投げこむのも大事だ。
長く生きると初めてのことが減る。
「あ、これ前にやった」「前に食べたことある」「前に見たことある」「知ってる」が増えて刺激が減る。
人生100年時代ときくけれど、そんなに長く慣れた生活するのはわたしには退屈だろうな。
慣れに囲まれて新鮮みのない日々、生きるには長すぎる。
刺激がないとラクな代わり、単調で生活に色を欠いていく。
脳がぼんやりしてくる。
つまらなくなる。
だから、たまにドキドキやソワソワといった特別な感じ、慣れない感覚を投入すると、生活がぱっと色鮮やかになる。
かといって毎回スリリングな毎日も大変。
「慣れ」を土台に「慣れない」をときどき振りかける生活がいいな。
☆
ふだんお酒を飲まないので、たまに飲むと、特別なことをしている気がする。
慣れないので、飲むまでに時間がかかる。
テーブル拭いたり途中で洗い物を始めたり、寄り道が多い。
常温の梅酒に浸かったグラスの氷が溶けていく。
ロックが水割りになっちゃうよ。
お酒を初めて飲んだのはずっと前で、当時ものすごく特別なことをしている気がしていた。
あれから何百回とお酒を飲んだけれど、「たまに」効果かな。
やっぱり特別な感覚がする。
おつまみはきなこ団子。
おつまみぽくないけど、それぞれ美味しいのでいいのです。
毎日つづける小さな「慣れ」で、目標に近づいていく。
たまにやる小さな「慣れない」で、目標まで楽しくなる。
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