快より不快を優先するパターンを変える

 

もっと楽しもう。

最近そう思わされる出来事があった。

 

「やらないといけないこと」

「〆切があること」

「約束があること」

やらなければ、と思っていることがらを常に数えては、せわしなくバタつく自分に気づいたのだ。

ちなみに数えたそれらをこなし減らしたところで、やることは次々降ってくるので減りはしない。

 

どうやってそのことに気づいたかというと、何人もの人が教えてくれた。

仕事仲間、学生、クライアント。

別に、その人たちに「もっと楽しんだらどうですか」と言われたわけではない。

 

立場も年齢も違うけれど、彼らには共通点があった。

それは「楽しむことを後回しにして頑張っている」人たちだった。

彼らの姿に、わたしはこんなふうに思っていた。

 

忙しそう、大変そうだな。

真面目で責任感が強いんだな。

もっと、力を抜いたらいいのにな。

もっと、楽しいことをしたらいいのにな。

ねばべきの「不快」より、楽しいの「快」が、先なんじゃないかな。

不安なのかもしれないな。

それをやらない自分は価値がない、とか。

 

そこではたと気づく。

「あー自分だわ」

 

学校の先生業と自分の事業を並行して、前から気になっていた学びも始めてしまった。

子どもとの時間も確保したい。

スーパー銭湯で一人ぼけーっともしたい。

人に会いたいし、映画も観たいし本もマンガも読みたい。

ああでも、やらないといけないことがまだこんなにある。

 

この世界は壮大な「自作自演」なのだそうだ。

忙しい人は、忙しくしたくてその通りの世界をこしらえている。

それで「忙しい忙しい時間がない」としんどそうに苦笑いする。

自分で創り出した世界を生きている。

 

「目の前の人は鏡」だと教わったのは10年以上前だ。

最近、周りがどうも楽しみを後回しにしつづける人が多いなあと思っていたら、なんの、わたしだったとは。

 

というわけで、「遊ぶ」「楽しむ」を実践し始めた。

おおがかりなことじゃなく、日々のやること事項からランク外の「楽しい」を上位に上げるのだ。

仕事やタスクのあとに楽しみをまわすの順番の、逆をやる。

楽しいことをやってから、仕事やタスクに取り掛かる。

 

しかし、これがなかなか簡単じゃない。

思考ぐせは急には変わらない。

 

不得意だからダメじゃない、やってみて、続けてみて、すこしずつ変えていくのだ。

いつ終わるかわからない人生で楽しみを後回しにし続けるパターンを、変えていくのだ。

 

ということで、楽しむレッスン(レッスンとか言ってるし)をやっていきます。

わざわざこうやってあなたに向けて書くのは、わたしの意思が弱いからだ。

楽しさを反故にして、快より不快を優先させる思考パターンを変えたいから。

 

それでええと、なにをしているときがわたしは楽しかったっけな。





忘れてるわ。思い出していこう。

 

 

 

 

 

 

 

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