人生脚本

2024年10月3日 2024年10月3日

しんがき佐世

映画のフライヤー(チラシ)を眺めるのが好きです。

映画館に行くとよくもらってきます。
観ないだろう映画のフライヤーも、読むと面白い。

「人生脚本」についてグループセッションで話がありました。
自分の人生をどんなストーリーにするか。
幼い頃に親や周りの人の影響を受けてかたちづくられています。
柔らかな心と頭に刷り込みされた人生脚本です。

「あなたはいつも失敗する」と言われ、どこでも失敗する自分像を描いて振る舞う。

「あなたって本当だめね」と言われ、だめな自分に釣り合うパートナーを引き寄せる。

「私の言うことを聞きさえすればいい」と言われ、自分で考えることを放棄する物語を生きる。

「メソメソするな」と言われ、強くあらねば認められない条件をどの職場にいても求める。

幼いときに素直に信じてしまった自分自身への誤解を解くのは、呪いを解くのに似ています。
まずは自分に呪いがかけられていると気づくこと。

「これが私だ」と長年思い込んでいた自己理解という自己誤解に気づくこと。
他者から刷り込まれた価値観が自分を覆い隠していたと知ること。
それに気づいたときの痛みや、怒り、悲しみと引き換えに、あたらしいシナリオに上書きすることができます。

人生脚本を書き直すには、かつて渡された脚本の存在を認めてからです。

「人生は理不尽だ」
そう思う人は、そうなるシナリオを書きます。

「人生は理不尽だが光もある」
そう思う人は、そうなるシナリオを書きます。

映画のフライヤーは、世界の切り取り方がこれほど違うと教えてくれる人生脚本カタログです。
色とりどり。

あなたのフライヤーはどんな色ですか。

※※ 秋（9-10月）のセッション枠はこちらから

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しんがき佐世公式サイトhttps://officesayou.com/