じぶんバロメーター

20代の頃だったか、自分の調子が測れるバロメーターを発見した。

「音楽を聴けるかどうか」

これが自分の状態をみごとに指し示してくれる。

ようは、元気だと音楽を聴いて、調子が落ちると聴かない。

 

「バロメーター」とは気圧計、今の状態を示す目じるし。

転じて「じぶんバロメーター」は、自分の見えない「気」、気分や、元気ぐあいが測れるもの。 

 

音楽でじぶんの状態を測る人、わたし以外にもいると思うなぁ。
あなたはどうですか。

 

音楽以外にも、視覚、触覚、味覚、嗅覚など、五感のどれかで「自分の気圧」を測る人もいるだろう。

 

・好きな人に会いたくなくなる

・好きなマンガ、本、映画を観たくなくなる

・大好物を食べたくなくなる

・趣味の自己表現(絵、文章、歌、工作など)をしたくなくなる

 

 知らずしらず下がる気が、自分にとっての「感性がふるえる対象」を遠ざける。

 

 

個人的な気圧の上がり下がり、「感性」のアンテナは、忙しい人ほど軽視されやすい。

 

ふだん、小賢しい「理性」の声が幅を効かせて、感性の揺らぎは役に立たないと見なされやすいからだ。

「芸術家でもあるまいし」と。

わたしたちはどこか、感性の鋭さは一部の人の特権だと思っているふしがある。

タフさを求められる社会生活で、繊細に揺らぐ自分は子どもじみてて歓迎されない。
と、思っている。

そんなことないのにね。

 

仕事や家事や育児や介護のとめどないタスクを、揺らがない理性でこなす日々の裏側で、ガタつく感性に気づかないでいるとどうなるか。

ある日突然仕事に行けなくなったり、眠れなくなったり、人間関係がギクシャクする。
笑わなくなる。
笑えなくなる。

 

 

わたしの場合、調子が落ちるとぱったり音楽を聴かなくなる。

音楽だけでなく、アラームなど電子音や、家族が観るテレビの音も、三人以上の会話も、カフェのざわめきも苦手になり、静かな場所に引っこむ。

無意識に音楽を遠ざけ、自分でも音のない生活に気づかなかったりする。

 

引き潮のように遠のいた音楽が再び聞こえるタイミングは、静かにやってくる。

朝の鳥の声や、夜の虫の声、雨の音が耳に届きはじめる。

自然にイヤホンに手が伸びる。

 

(そういえば、しばらく聴いてなかったな)と気づく。

 

「じぶんの気圧」の変化、サインをキャッチするために、自分なりのバロメーターがどんなものかを知っておくといいかもしれない。

 

もしかすると、感性を揺らす一見たよりなさそうな人のほうが、耐震構造の家みたいに、揺らぐ世界で壊れずに立っていられる気がする。

 

日曜日はこれ聴いていました。

https://www.youtube.com/watch?v=BPNTC7uZYrI

 

 

 

 

 

 

 

 

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