引き出し1つから始める
家の片づけを始めようと思います。
外にいる時間が増えた反面、いつの間にか家の中が落ち着かない空間になっていました。
「心の状態は部屋にあらわれる」らしい。
すると今の心は散らかってるぞ、と気づいたからです。
なんとなく不快な環境に、慣れてしまっていました。
掃除や洗濯はほぼ毎日やるので家は清潔に保たれているし、生活も問題なくできています。
衛生的な不快さはなし。
だけど、見て見ぬふりしないと落ち着かないのです。
家事の合間に休憩しようと一息つくと、テーブル上の子どもの漫画や宿題プリント、フィギュア、大人の紙類の雑然ぶりが目にはいり、視界をそっ閉じ(見ないふり)。
テーブルを片づけても2日と保たない。
パンフレットや資料が、みるみる溜まる。まめに捨ててもすぐに集まる謎システム。
一日の用事を終えてホッとした気分でリビングにはいると、部屋の隅に謎のネジが落ちている。
拾ったネジをその辺の棚に置いて、ネジが見えちゃった視界をそっ閉じ。ネジの巣を探してもネジ穴は見つからない。どこから来たのお前。
1つの物を取るために、手前にある物を2つ3つ動かしている。どかすアクションが当たり前になっている。
ストレスのサイズは「大」ではなく、むしろ「小」「極小」サイズ。これが意外とやっかいです。
(まあ、整理整頓、うん、いつかね)と見逃しても急には困らないから。
その代わり、微小の「ほんのちょっと嫌な感じ」は棚の隙間の埃のように降り積もり、「気づいてるけど、見ないふり」というストレスに慣れていく。
なんとなく不便で微妙に落ち着かない状態に思考停止して、「不快が当たり前」になってしまう。
「ほんのちょっと嫌な感じ」、塵サイズのストレスを重ねていた自分に気づけていませんでした。
「ほんのちょっと嫌な感じ」な場所を脳内でぱっと挙げてみたら、出るわ出るわ。
流しシンクの下、食品棚、リビング収納、家族のたんす、乾物の入った引き出し、サイドボードの上の紙類、謎のネジ、冷蔵庫のポケット、食器棚、子ども部屋に改造した押し入れスペースの上下、サイズの合わない服、片っぽの靴下たち、天袋、下駄箱……
脳内で疲れてしまった。
よし、1ヶ所だけやろう。
今日はたんすの引き出し1つ。
子どもの靴下の片割れ登場を待つのは今日で終わり。
大きな変革と同じくらい、小さな改善も価値がある。
見ないふりしすぎて日常に埋もれた不快を、少しずつ取り除いていこう。
終わったら映画『インサイド・ヘッド』を家族でのんびり観よう。
片づけにやっきになるよりも、大事なことを大事にする。
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