たまには言葉を着崩そう


しんがきです。

「ミーティング」
「アポイントメント」
「ご査収ください」

子どもや学生のころは使わなかった言葉。

社会人になる前は
使っていなかった言葉を
使うようになると、大人だな、と感じます。

ちょっと恥ずかしいのですが
20代の頃、
会社の上司の真似をして電話口で

「ア、アポを入れたいのですが」と

「アポ」という言葉をつかったとき

(……大人だ!!)

と、照れくささとカッコイイが
うずまいて内心ふるえました。
アホじゃなくてアポですよ。

しかし仕事はできないのに
まるで「デキる人」みたいな言葉遣いが
きまり悪くて、結局
使わなくなりました。

話がずれました。

仕事をきっかけに出会った人と、
心の距離を縮める「言葉のコツ」が
2つあります。

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1) カタカナビジネス用語を多用しない

2) 敬語100%を薄める

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1) カタカナビジネス用語を多用しない

コンプライアンス、
アポイントメント、
ペンディング、
アジェンダ、などの
【カタカナビジネス用語】は
あまり多用しないほうが
相手との心の距離は
近づきやすくなります。

じつは、言葉には強・弱があります。
カタカナビジネス用語は
【強い】のです。

本人は無自覚でも、強さや圧を
相手に与えてしまいかねないので
使いすぎないほうがおすすめです。

2) 敬語100%を薄める

相手へ失礼にならない程度に
丁寧な言葉遣いを、あえて崩して
ときどきタメ口をきいてみる。

例えば、普段なら相手に
「すごいですね!」

と言うところを

「すごっ!」

と、砕けて言ってみる。

敬語は相手をうやまい、
大切にする意思表示でもありますが
その反面、つねに敬語を崩さずに接すると
相手との間の「心の距離」が
縮まりにくい側面もあります。

あえて砕けた言葉を使うのは
ボタンを上まで留めたシャツの
第一ボタンを外して
「言葉を着崩す」イメージです。

自分がリラックスすることで
相手もリラックスし、
距離が縮まりやすくなるのです。

常に自分が礼儀正しくスーツでいると
相手が緊張してしまうから。

ふだんの言葉遣いはていねいに。
そのうえで
より親しさを共有したいと思う方には
言葉づかいをあえて、
ときどき着崩してみてはどうでしょう。

【 今日のしんがき 】

電話で問い合わせ。
電話口で相手が
「大石と申します」と名乗り
「オオニシさん?」
と聞き間違えた私に

「おおいしです。
石っころ。
道に転がってる
石っころの石です」

説明がホッと優しくて
電話を切るまでずっと和やかでした。