たくましい花 2
連日35℃を超える日が当たり前になってきた。
仕事に向かう途中、バスを降りたあたりで見かける花。
激しい太陽熱に焼かれて今にも干からびそうだ。

1ヶ月前には生き生きとした明るい黄色で咲いていた。
この花を見つけた頃は梅雨の頃で、街路樹が並ぶ広い通りで一つだけ、どこからか種が飛んできたのか、ぽつんと咲いていた。
植物の生態にはくわしくないけれど、きっとこの花はしぶとい。
そう感じた。
ただの直感だ。
なにを見ても自分を投影しているだけかもしれない。
種が、風や偶然に運ばれて根を下ろした居場所。
干からびて枯れた部分を見る。
なお咲いている部分を見る。
過酷な季節の苦しい部分を見る。
生きている今の生命力を見る。
生まれた属性や環境は選べないけれど、生き方は選べる。
